雨中のスパイダー
 オープンカー乗りにとって、雨の日は最低と思われがちです。しかし本当にそうでしょうか?実はオープンカーには、雨の日には雨の日なりの隠れた魅力があります。
 オープンカーの特徴としてソフトトップが挙げられます。このソフトトップがポイントです。
 
 雨の日は、ソフトトップに雨粒がポツッ、ポツッとあたって、車中にいると、実に風流な音が聞けます。傘をさしていても聞けますが、スパイダーのキャンバストップに当たる雫の音はまた格別です。
 残念ながらプジョー206CCや、コペンなどでは聞けないかもしれません。ビニール幌だと、ちょっと傘っぽい音ですが、コレもまたいいです。でも、スパイダーはキャンバストップで、イタリアの官能的な雰囲気とあいまって、それはそれはムーディです。隣に意中の女性などが座っていれば、これはもう言うことありません。
 
 ふと車をとめて、二人で聞く雨粒の音・・・。
 
いい思い出になること間違い無しです。
 実を言うと、スパイダーのこの隠れた魅力を見つけたきっかけは、この映画です。
 雨の日にスパイダーに乗っていると、私は自動的に「となりのトトロ」を思い出します。オープンカー乗りの皆さん、今度雨の日に車に乗るときには、オープンカーでしか味わえない風流を感じてみてください。
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