プラグ点検と交換
 購入してから半年寝かせていたプラグを、点検後必要があれば交換することにしました。前回のH15年2月で71000km走行時なので、2年チョイで22000km経過したことになります。まあ、いいコンディションを保つのなら、交換してもよいかな?点検ぐらいは必要だし。というところ。しかも、サブプラグは購入後交換していません(ヤバ・・・)。
 今付いているのは、NGKの純正で、メインが「BKR6EKPA」で、サブが「PMR7A」でした。購入する際は、せっかくなのでデンソーイリジウムを購入しておきました。デンソーHPで探しやすかったのと、イリジウムプラグのスパイダーの設定があったからです。メインが「IK20」、サブが「IU22」という品番でした(NGKと比べると、非常にシンプルな品番ですよね)。
 
 さて、交換するかしないかは、点検後に考えることにして、まずは点検することにしましょう。といっても、自分はプラグを交換したことがないのでちょっとドキドキしながら、エンジンカバーを開けました。スパイダー初期型のTSエンジンのエンジンカバーは金属製で、割と小さい(プラグの部分のみ覆っている)のが特徴です。写真に示す6箇所がトルクスネジのT30サイズで留まっていました(最初分かんなくて、ホームセンターで1200円(安物)のトルクスセットを購入し、判明)。カバーをとると、なにやら配線とかソケットやイグニションコイル?などがゴチャゴチャ見えます。何も知らないと躊躇してしまいます。今回はネットで下調べ済みですし、ディーラーに頼むとメチャ高い料金取られるので、自分でやってみることにしました。
 
↑T30サイズのトルクスネジを外し、カバーをとる
 
 
↑なにやらゴチャゴチャプラグコードが!素人としてはちょっと不安。
(写真は1番2番のメインのコネクターを外している最中のもの)
 
 プラグの点検をすぐしたいところですが、オイル点検の様に簡単にはいかないようです。まずは、イグニションコイルと呼ばれる部分にくっついているコネクターを丁寧に外していきます。このコネクターは、四角い針金のようなストッパーで固定されていました。このストッパーを、ちょっとキリのようなもので浮かしてやると簡単にコネクター(4箇所)が外れます。
 
↑コネクターのストッパー(針金)をキリで浮かしてやる
 
↑このように外れます(4箇所)
 
↑コネクターを外し後写真です。あとは8本のソケットがブチュブチュ貫通している金属プレート製の台座を外さなくてはなりません。写真3箇所のトルクスネジT30だか40(忘れた!)を外します(右写真黄色○)。
 
 ここまで来たら、左から2、4、5、7番目の(ごっつくないほう)のプラグソケットを(途中まで)引き抜きます。あとは台座ごとゆっくり、かつ、力強く全体を引き抜いていきます。各プラグソケットがスポッスポッと特有の音を立てながら、ソケットが台座ごと抜けていきます。実はこの時、イヤーな音が混じっていました。スポッスポッという乾いた音の中に、ブチュッポッと液体的な音がしました(イヤーな感じです)。何か、臓器を摘出するような(そんな場面に出会ったことないけど)、そんな音がしました。
 
↑台座ごと8本のソケットを引っこ抜いたところ。何か4番シリンダーホールだけメインもサブも違うんですが、、、。以前交換していたのでしょうか?それとも何かの対策品でしょうか?
 
 開けてビックリです。4番シリンダーホールに、メイン、サブ共にエンジンオイルが5mmほどの深さで溜まっていました。つまりオイル漏れですね。4番シリンダープラグ(左から7番目と8番目)の上半身が「油炒め」状態でした。こうなると、ド素人の手には負えないので、ディーラーに連絡し、修理することに。
 修理は、プラグホール・ガスケット・パーツ交換でした。部品代は5000円程度でしたが、工賃が10000円でした。
 この現象はTSエンジンで「よくあること(=持病)」だそうです(でも一ヶ月前に定期点検受けたよぉう…、点検しなかったのかな?やはりディーラーは信用ならない部分があります)。皆さん気をつけましょう(自分で点検することも必要かと)。
 
 (2週間後)プラグ交換の続きですが、プラグはメインが若干磨耗し始めで、サブはヤバ状態でした。この際(プラグも調達していることだし)交換することにしました。
 プラグレンチは16mmエーモン製のものをホームセンターから買ってきて交換しました。
 
←外すときは反時計回り。装着は時計回りです。新品の場合は、軽く回らなくなってから,ワッシャーが潰れる1/3回転回します。この時、回しすぎたり、プラグを斜めにねじ込んでしまうとねじ山をなめてしまいます。特に難しくはないですが、細心の注意が必要です。
 
↓例の4番ホール(パッキン交換後)
パッキン交換だけでなく、念入りに液体パッキンで補強されているところを見ると、よほどの頻度でプラグ炒めの持病が他車のTSエンジンでも確認されるということでしょうか?
 
↑メイン(左)とサブ(右)の純正とイリジウムプラグの違い。イリジウムプラグは電極がほっそいです。純正はいいやけ具合(俗に言うキツネ色)でした。ただしサブの方は電極が丸まり過ぎ(点検してよかった!ディーラーめ)。
ディーラーで交換すると、メイン4本だけで2万円!!。一方、今回のイリジウムプラグは、通販で8本で9000円!!!
↓なかなかいいやけ具合です。4番シリンダーもいいやけ具合。でも、今回の一件で、やはり(自分での)定期点検も必要だと感じました。
下の写真の様なならびでプラグが取り付けられています。アレ?と思いませんか?
メイン・サブ・メイン・サブ…と同じ順番です。3番と4番シリンダーのプラグのならびも、1・2番シリンダーと同じなのです。3・4番はカバーを開けたときのプラグソケットで、「ごっつくない方(左から5番目と7番目)」にメインが取り付けられているのですね。
 
 交換後のインプレは、回転がスムーズになったことと、力強さが出たような感じがすること。かな。プラグを新しくすれば、よくなるのは当然ですね。オイル交換と同じようなもので、消耗品は定期交換が基本です。効果の体感度合いは人それぞれですし、交換頻度も人それぞれですが、やはりしっかりしたスパークが多かれ少なかれ効果を及ぼすと思います。
 例え体感しなくても、今回の様にオイル漏れを発見できたりするわけですから、点検だけでもしていた方がいいかも。
 注意すべき点は、プラグのネジなめ(エンジン側の溝がダメになってしまうこと)と、ねじ込みすぎ ですが、これはプラグを取り付ける際に、手の感触に細心の注意を払えば問題ないと思います。例えば点検のみなら、一度潰れたプラグワッシャーなのですから。ねじ込みは回らなくなってからほんのちょこっとしか回せないですよね(ワッシャーのつぶしろがないから)。あとネジの斜め付けはやばいので、まっすぐ付ける様にしましょう。
(失敗してもDIYの基本は自己責任ですよ)。
 プラグは安く入手できるのであれば、自分で交換するほうが絶対に得です。ディーラー交換1回分の料金で、3〜4回交換できてしまいます。
 
 
 
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