〜MTフルード交換
 スロットルバルブ洗浄の続き。
 スパイダーのMTフルードの排出口(エア抜き口?)は、丁度LLCタンク下付近に付いている。(もちろんミッションの上です。)これもダクトを外さないと作業できない項目の一つ。
 と、その前に、フルード排出口付近の電気配線ソケットのビニールテープがカピカピに硬化して破れていたので、配線をきれいに水拭きし、古いビニールテープを除去し、新しくビニールテープで保護しておいた。こういう地道な作業が車の延命に繋がるのだと思う今日この頃。
←これがMTフルードの排出口。かなり分かりづらい。電気配線がゴチャゴチャかたまっているその下にあった。
MTフルードはブレーキフルードと共用なので、補充はブレーキ液リサーバータンクより行なうことになる。
→周辺の配線はきれいにして、ビニールテープを巻きなおしました。
 スパイダーのMTフルードはブレーキフルードと共用。したがって、フルードの補充はブレーキリサーバータンクに供給します。もちろんフルードはブレーキ液。交換方法はブレーキフルードと同じです。ブレーキの代わりにクラッチを踏んでブレーキ液を排出するわけです。
 えーつまり以下の様にするわけです。
 
 1、ワンマンブリーダーのホースを、MTフルード排出口に、メガネレンチをかましつつ設置する。
→ちなみにスパイダーは7mmの排出ネジでした、そんなメガネレンチ無かったので、わたしは普通の7mmレンチで代用しました(100円ショップのやつ105円です。絶対に真似しないでね)
 2、ネジを少しだけ緩め、運転席でクラッチを踏む。ネジを緩めすぎると結構ドバッと抜ける。
 3、ブレーキ供給タンクにブレーキ液をなみなみと注ぐ。
 4、クラッチを踏む、慣れてきたらネジをもっと緩めて、いっぱい排出できるようにする。クラッチが戻らない場合、足で強制的に戻す。クラッチペダルはゆっくり踏まないと気泡がいつまでも出てくる?
 5、ブレーキ液供給←→クラッチペダル踏みを繰り返す
 6、排出されるフルードに気泡、汚れが見られなくなったら排出ネジを締めフルードが垂れないようにホースを外し、垂れた液をキッチンペーパーで拭いて、ブレーキ液をMAXに調整して終了。
 
以上です。クラッチペダルはゆっくり踏み、ゆっくり戻しましょう。手でやってもいいかも。汚れたフルードが排出され切る境目はすぐ分かると思います。
 
 なぜか?
←フルード交換3点セット(笑)。ワンマンブリーダーです。けして真似しないで下さい。あくまでも水槽用です。でも自己責任で試したい方はブレーキフルード交換を参照してください。
→MTフルードはブレーキフルード。300mlもあれば足りると思う。心配な方は500mlをどうぞ。
排出されるフルードが汚すぎるから(笑)。元は、ちょっと黄色がかった透明なフルード。
 
↓最初は黒い液体が、透明になって気泡が見られなくなったら終了。
 以上でMTフルード交換終了です。
 また、エアクリーナーエレメント交換に付随したダクト外しのついでに整備するシリーズも終わりです。
 
 あとはダクト類を取り付けていくわけです。まずはスロットルバルブに繋がるゴムダクトを繋げ、かさばるレゾネーターをつなげます。センサー類も都度忘れないようにつなげてください。
 スロットルバルブに付くダクトと、エンジンに繋がる細ダクト(ブローバイダクト?)はホースバンドに替えた方がいいかも。次の機会があれば私はカシメバンドからホースバンドに交換するつもりです。
 つぎにかさばるレゾネーターを何とか元の鞘に戻す。
 その後、エアクリ+エアフロセンサー+ダクトを設置。この時、エアフロセンサーとダクトを繋ぐバンドは予備として1個だけ購入しておいたホースバンドに替えた。なぜかというと、ここだけカシメ部が上向きになっていないのでかなりカシメづらい。カシメづらいったらありゃしない。他はカシメバンドをそのまま使用してもいいと思うけど(個人的には全部ホースバンドに替えたいところ)、ここだけは替えといた方がいいと思う。
←この部分はカシメにくいので、ホースバンドに替えておいた方が良いと思う。簡単に緩めることができて、ダクトの位置決めとエアクリボックスのフタをネジで止めるときもラク。ホースバンドの方が簡単に緩めることができるので、ダクトの向きを変えることができ、位置決めしやすくなります。最初にダクトの連結部にマーキングしておくのもいいかも。
←位置が決まったら、レゾネーター?とエアクリのフタを連結金具で固定する。まずは仮止め。全ての位置が確定したら、エアクリのフタのネジとともに忘れずに本締めする。
 
←全て取り付けた図。各センサー、ダクトのつけ忘れ、バンド忘れに注意。各センサー部と配線を保護する黒い布テープもボロボロになっていたので、ホームセンターでアセテートテープを購入し、きれいに巻きなおした。見た目にも、保護的にもかなり満足。
こういうのは普通ディーラーでも整備工場でもやってくれない。
 以上でMTフルード交換終了です。
 また、エアクリーナーエレメント交換に付随したダクト外しのついでに整備するシリーズも終わりです。
 
 あとはダクト類を取り付けていくわけです。まずはスロットルバルブに繋がるゴムダクトを繋げ、かさばるレゾネーターをつなげます。センサー類も都度忘れないようにつなげてください。
 スロットルバルブに付くダクトと、エンジンに繋がる細ダクト(ブローバイダクト?)はホースバンドに替えた方がいいかも。次の機会があれば私はカシメバンドからホースバンドに交換するつもりです。
 つぎにかさばるレゾネーターを何とか元の鞘に戻す。
 その後、エアクリ+エアフロセンサー+ダクトを設置。この時、エアフロセンサーとダクトを繋ぐバンドは予備として1個だけ購入しておいたホースバンドに替えた。なぜかというと、ここだけカシメ部が上向きになっていないのでかなりカシメづらい。カシメづらいったらありゃしない。他はカシメバンドをそのまま使用してもいいと思うけど(個人的には全部ホースバンドに替えたいところ)、ここだけは替えといた方がいいと思う。
その後のインプレッション
 一連の作業後、すぐに効果が体感できた。
 変化した点としては、
  エンジン音がやや大きくなった。←これはよいことなのだろうか?しかし、がさついた音とか嫌な音が大きくなったわけではなく、異音が出たわけでもない。アルファのエンジンらしい、古典的なヴォーン、クォオーンというすばらしく心地よい音が強調された音になったということなので、個人的には満足。
 しかし、音はない方がよい!とおっしゃる、トヨタ的な無音が最高とお考えの方には良くないかも(でも、音量がすんごく大きくなるわけではないので別に悪影響というほどは変わりません。当たり前だ。別に社外部品を取り付けたわけではなく、メンテしただけの話だから)。
 
 エンジンの回転レスポンスが良くなった。←なんでだろう?ダクト削りの影響か?エアフィルター新品交換の影響か?とにかく気持ちよくなったので良し!
 
 ちなみに一気に作業すると何が効いてるのか全然分からないのが悲しいところ。一つずつ作業して、それぞれの効果を確かめればいいのだけれど、一気に作業できるから、こうやって作業したわけだし。まぁいいか。
 個人的にはダクト削りが一番効いてるのかもしれないと思っているが、ドロドロのスロットルバタフライ周辺を掃除したのも効いているような気がするし、エアフィルター交換だって効いているかもなぁ、と考えるとやはり結論は堂々巡りで闇の中でございあす。
 
 またまた付け加えると、エアフロセンサーは変に触れたり掃除しない方がよいかもしれん。繊細な部品だし、掃除をして逆に調子が悪くなっては困るので。寝た子を起こすな、ということわざもある。今回全然きれいな状態だったことを考えると、次からはエアフロは作業しないことにしよう。
 MTフルードは体感には全く影響ないと思う(あんなに真っ黒に汚れていたにもかかわらず、実際のところクラッチペダルを踏んだときの体感効果は無し)。これは、全く交換したことがないのであれば、ごくごくたまには交換してあげた方がよいと思う。けど、気分の問題だな(笑)
 
 
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